魅惑のルノルマン・タロットの世界・6⃣

ルノルマンタロットについてその魅力を書いて来ましたが、今回が6回目です。

タロットもそうですが、カード1枚1枚と仲良くなって、そのカードが放つ主張や性格などを良く知ると言う事が、結局は優れたタロッティスト、占術師には一番の近道なのだと思います。

なので、人によって好きなカード、嫌いなカード、なんだかよく掴めないカード・・・なんかが最初はあっても全然良いんだと思います。 だって人間関係もそうじゃないですか?

嫌いだと思ってたけど、意外な一面を知って好きになった、とか、いけ好かないやつだと思っていたけど、以外に良いやつだったんだー・・・なんてことってたまにありますよね(ずっと嫌いな人もいるけどw)

カードも同じで、それぞれの表面的な「意味」「解釈」だけを知って、それで知った気になると、いつまでも関係が深くならないし、もったいないと思います。

人を好きになるのに「一瞬で恋に落ちた」「ビビッと来た」とはよく聞くけど、嫌いになるのに同じ様な表現ってないですよね?

自論ですが、これは人を好きになるのは本能的な感覚の「右脳」、嫌いになるのは理論的な感覚の「左脳」で判断しているのかな?と思ってます。 だから単に「嫌い」で片付けて思考停止しないで、何で自分はこの人が嫌いなのか?どこがどう嫌いで、好きになる可能性はないのか?など、自分の学びや成長の材料にすればいいと思うんです。

だって相手を嫌いか好きかなんて100%こちらの勝手な主観でしかなく、相手には何の関係も無いこと。 嫌いな人にだって愛してくれる恋人や家族や友人がいるんですから、嫌いなのは自分の内面の問題や解釈のみに他ならないですよね。

ちょっと話がそれましたが、要は、どんなカードでも出来るだけ深読みし、いろんな角度から見てみる柔軟な接し方が必要なのだと思います。

自分はタロットの「死神」やルノルマンの「キツネ」が嫌いでしたが、長く接していくうちに、「死神」は単なる「死」ではなく、正に「ロック魂」であり、生死を超えた永遠の魂。「キツネは」ずる賢い存在だけではなく、巧妙な話術と計算で世渡りするエリートでもあるんですね。

そう考えるとカッコいいと言うか、自分にはない物を持っている一種の「憧れ」「嫌い」に変換されていただけかも・・・とも考えるようになりました。

と言う事で(なにが?(^^;)今日は好きなカードに入る「2・クローバー」です。

クローバーと言うと「幸運の四葉のクローバー」を連想すると思いますが、ルノルマンカードの中には三つ葉の物もあり(画像左)キリスト教だと「三位一体」を象徴する物にもなっていて、逆に四葉は不自然な物=不吉、と捉えている説もあるようですね。

クローバーは「シロツメクサ(白詰草)」と言うちゃんとした学名があり、その白い花からはとても上質な蜂蜜もとれますし、花言葉も「幸福」「約束」と、基本的にはとても縁起の良い存在であることは世界共通で変わらないようです。

このカードが出た時の意味合いとしては「思いがけない幸運」「ラッキーチャンス到来」「努力以上の結果」「幸運の兆し」などと捉えて良さそうです。

しかし、タロットで言う「太陽」とは少し違い、「意図しない幸運」「努力ではない運だけの幸運」「プチラッキー」的な解釈の方が正しいかもしれません。

恋愛運としては「思いがけない出会い」「一目ぼれ」「仲直りのチャンス到来」などでしょう。

仕事運だと「追い風が吹く」「偶然に助けられる」「収入アップ」などでしょう。

健康運ですと「心配するほど悪化しない」「回復が近い」「良い薬や治療が見つかる」などでしょう。

ただしいずれの場合も、頭に「プチ」が付く感じだと捉えてください。

それほど長く続く幸運ではなく、ちょっとした甘えや驕り、注意の欠落ですぐに変化してしまう幸運なので、ちょっとしたラッキーチャンス!くらいで捉えておいてください。

特に、近くに「雲」「棺」のカードがあると、喜びよりそのあとの失望の方が大きな意味を持ったり、結局ぬか喜びになるようなことしか起こらなかったりと、簡単に意味が変わってしまうので注意が必要でしょう。

次は「3・船」です。

ではでは(^_-)