「勝っタロ」今日は5「Ⅴ・法王」です。
司祭や教皇と呼ばれる場合がありますね。大きく意味は変わらないですが、最近はその国の「王」ではなく「教え」と言う意味が入っている「教皇」と言う言い方が適切だとする傾向にあるようですね。 昔は今よりも政治などに大きな影響を与えていたでしょうから「法王」でもよかったのでしょうね。因みに個人的には「司祭」がしっくりきますね。
まず一般的な解釈ですが、「道徳」「伝統的」「助言」「教え」「アドバイス」「保守」「忠告」「慣習」などと言う所でしょうか?
神に仕える身ですから、やはり神の教えにのっとり、正しい考え、正しい方向に民を誘導していくと言う立場での意味が強い感じです。 今の警察の様な役目も少し担っていたのでしょう。
左右の柱や下の鍵、持っている「笏」などにちゃんと意味や解釈がありますが、それはそれぞれで調べていただくとして・・・
ここからはいつもの通り青園シュウ独自の言いたい放題w勝手な解釈です。
参考にするかしないかはあなた次第です。
まず、この法王様ですが、お顔がキリっとして凛々しいですね。 でも下に二人の教職者(なぜか双子らしい)がいるのに、目線が斜め上を見ている様でなんだか怖いし、黒目がデカい・・・と思いませんか?
民に助言や説法をしてはいるけど、気持ちは常に天にいる神を見ている、と言う意味なんでしょうか?
「冷静さ」「真面目さ」「自己主張はしない」的なイメージを感じますね。
それと、これはタロット全体に感じるのですが、主役の人のバランスおかしくないですか? 明らかに大きすぎますよね? 下にいる教職者2人と比べても、明らかに「巨人」にしか見えない・・・遠近法だとしたら逆に下手すぎますよ。
それだけ大きな存在、神がかった存在、大きな影響力と言うことを描きたかったのかもしれませんね・・・そういう事にしておきましょうw
左手に持った棒のようなもの。状況から見ても十字架ですね。
しかも3連になっていますね。これは三位一体、超越的な力を所有している、などの意味があるそうですが、自分には何かのアンテナの様に最初見えました。
なので「神からのメッセージを受信する」「天からのメッセンジャーとしての役割」みたいに解釈しても面白いかもです。
次に右手の変なポーズ。
これは何かを「教えている」状態を示しているそうですが、自分は最初何かの呪文を唱えているのかな?と思いました。忍者とかが空を切って、なんか呪文を唱えながらこんな手の動きするの見たことありませんか?
なので「特別な力」「修行の成果」「見えざる力」などのイメージも受けます。
それと、下の方にある2つの鍵。
これも気になりますね。 これはザックリ言うと「天国と地獄の入り口の鍵」らしいです。
神の教えである「法」を守るか守らないかで、あなたが天国に行くか地獄に行くかが決まるのですよ!と言う事を示そうとしているのでしょうね。
「運命の分かれ道」「将来大きく結果がわかれること」「解決につながる鍵やヒント」などと考えました。
他にもいろいろ細かい所を見ていくと「これ、どんな意味があるんだろう?」と言うポイントが沢山ありますよねタロットって。
まずはこのように「気づく」「興味を持つ」と言う事が最初で、その次に自分だけのイメージを膨らませてみる、そして最後に作者の解釈を調べてみる、と言う順番が大事なのかな?と自分は考えています。
この「能動的に意味を深めていく」と言うのは、単なる「丸暗記」とは違い、
1・そのカードに深く愛着を持つことが出来る
2・意味からでなく、自分が視覚的に感じたことから入ると忘れにくい
3・何で?と言う疑問→解決、の方が記憶に定着しやすい
4・人に教える時も、自分の言葉として伝える事が出来やすくなる
などの利点もあるかな、と感じています。
あなたにとって参考になれば幸いです(^_-)