勝手に「タロット」を超偏見解釈してみた件・Ⅰ

「勝っタロ」の2回目です。

前回の0番「愚者」の次、Ⅰ番の「魔術師」ですね。

タロット、と言えばこの魔術師と愚者、そして悪魔が頻繁に出て来ると思うんですが、最初のカードだからと言うのと、カードのケースに描かれることが多いからでしょうね、多分。

一般的な意味としては「準備万端」「頭脳明晰」「器用」「青年」「創造的」「魅力的」「人気者」「スタート」などと言うところでしょうか?

良いカードであることは確かで、この魔術師はどちらかと言うと、ファンタジーや宗教の方の「魔法使い」とは違い、大道芸や曲芸師などを含めた、現代で言うエンタメの「マジシャン」に近い形です。

マジシャンの芸風も色々ありますが、いわゆるコメディーマジックをやるタイプではなく、どちらかと言うとオーソドックスなマジックショーをするマジシャンに見えますね。

手に持っている物や、テーブルに置かれた物、花や衣装などの意味合いや解釈は各自調べていただくとして、ここからは自分の勝手な解釈に入ります。

前回も言いましたが、

参考にするかしないかはあなた次第です!(^^;

まず、自分が一番気になったのはこのポーズ。

あまりマジシャンでこんな変なポーズをしているのは見たことないですよね?

ある意味では「自信満々」とも見えますが、見方によっては「目立ちたがり屋」「劇場型」「自己アピール強め」とも感じる。

いませんか、あなたの周りにこんな人(^^;

次に気になるのは着ている衣装。

まず頭に白いヘアバンド・・・ふかわりょうでしょうか?(古っw)

白いインナーに赤いローブ?って結構目立つ派手な組み合わせですよね。

「派手好き」「わかりやすい性格」「シンプルなものが好き」と言うイメージを受けます。

頭の上の∞マークは「潜在的な可能性」「完璧なものを追い求める探求心」「一生の仕事」とも感じます。

テーブルの上の道具(四大元素)ですが、バラバラに並べてある感じから、これからそれぞれを使用した何か不思議なマジックを行う感じがしますね。

しかし、マジシャンの道具にしてはあまり派手な装置や大掛かりなイリュージョンの様な装置でもないので、投げ銭の様な収入の大道芸的な、小回りの利く道具だけで行う何だかしらの芸のなのでしょう。

ですので「一人で出来るピン芸」「それほど資金が潤沢ではない」「駆け出しの状態」「少ない収入」「小回りの利く仕事」「どこでも自分をアピールできるメンタルの強さ」というイメージを感じます。

後はカードの周りに描かれている蔦植物の花。

78枚のタロットの中で、このカードだけ唯一、カードの周りがまるで額縁の様に囲ってあるんですよねー。

マジックショーの為に用意されたステージ、と言う意味なんでしょうか? この囲まれた世界の中だけなら不思議な事を起こせる、と言う意味なのでしょうか?・・・確かにマジックはステージや、テーブルの上など、限られた、準備された空間で繰り広げられるもので、後ろや横から見られると都合が悪いですよねー?これは演劇などとも共通してる部分でもありますね。

これを考えると「才能を発揮できる場所が限られている」「自分の世界観を大事にする」「自分を実力以上に見せようとする」「自己演出」とも読み解けます。

そしてマジックには必ず何だかしらの「タネ、トリック」がある訳ですが、そこも想像すると「巧妙に仕掛けられた計画」「裏がある」「わかっていても楽しめる事」「夢を与えてくれるもの」「幻想」「虚像」「イリュージョン」なんていうキーワードも感じます。

いかがでしょうか?

このようにタロットは、単に人の書いた解釈を本などで覚えるだけではなく、自分なりの解釈でどんどん膨らませて、理解&仲良くしていく事はとても大切なことですし、ある程度の人はやっている事かと思いますが、とにかく占い師、特に一流の「タロッティスト」を目指すなら、勉強と想像のアップデートは一生の役目だと思っています。

私もタロットを10年前に見た時と、今とはまたイメージも違っていますし、その時代や、占い師の経験値によっても感じ方、受ける印象もが違ってくるので、本当に奥が深いと日々感じています。

次回はⅡ女教皇ですね(^_-)