クックパッドよりクラシル派の青園シュウです。
以前ブログで「占い業界からのクレーム覚悟で書きます!」と言うのをシリーズ的に書いたのですが、実は元々は「占い師さんあるある」程度にゆる~く書こうかな?と思い、自分が相談者の立場で、過去に数々受けてきた占いの経験などを中心に、実際にあった占い師さんあるあるを思い出す限りリストアップしていたのですが、今回は、前回書けなかった、ちょっとした占い師さんのあるあるとか、占い師って世間的に何故かこんなイメージだよね、とか、ここ変えませんか?(自分棚上げ方式w)みたいなのも入れ、何回かに分けて書いていきますね(決して前回のボツネタじゃないです、ハイ(^^;)
1:不幸そう
ごめんなさい(^^;いきなり暴走気味ですが、だってみなさんも何となくそう言うイメージないですか?
自分もそう思ってたし、世間的にもそうだと思う・・・占い師イメージの1番がこれじゃないですかね?
「未来が見えるなら、何で自分の未来を占えないの?」とか「本当に占いが当たるのなら、人の事占ってる場合じゃなくない?」とか・・・ごもっともな気がします(^^;
実際にそんな事を言っている人とか、テレビに出ている占い否定派のタレントさんとかを何回か見てます。確かに笑いもおこっていたし、やっぱりみんな多かれ少なかれそう思ってるんだと思いますね。
これには多分いくつかの理由があると思うんですね。
1つは、日本での占いのイメージがいわゆる「路上(街頭)占い」に偏っているからではないかと?
ドラマや映画でも、占い師が出て来る時は決まってこの路上占い師で、筮竹(長い棒の束みたいなやつ)を持った黒い帽子に黒い和服を着た男性か、水晶玉をのぞき込む顔にベールを付けた派手な衣装の女性が「あなたには死神がついるわね!」とか「あなたに水難の相が出ている!」とか言って、それが当たってた、なんて話のパターン、鉄板じゃないですか(^^;
最近ではあまり見かけなくなりましたが、この路上での雰囲気が結構イメージとして根付いていて、日本ではストリートパフォーマンスや路上販売などの歴史が浅く、法的にも寛容じゃないし、結果、何となくコソコソしているイメージも手伝っているのではないか、と分析しています。
海外では、例えば中国や南アジアだと、もっと占いは生活に密着した感じで、露天の(夜市など)の文化も定着しているので、暗い、不幸そう、みたいなイメージは無いと思います。台湾や上海などに行った際は必ず1回は占いをしてもらうのですが、雰囲気も日本より明るくて、占い師の方も陽気な感じで、コソコソした感じは受けません。
この辺を考えると、やはり「易」と書かれた変な灯篭みたいなのに、黒い布を掛けた段ボールの簡易的なテーブルとか、お客を待つ時のたたずまい等、総合的に見て、その暗くて地味なビジュアルが「不幸そう」と感じる要素が結構大きいのかな・・・と思いますね。
後は、その占い師さんの元々持ってる性格とか見た目も外せないような気がします。
占い師って、占術を覚えて、ある程度それが使いこなせるようになったら、それでとりあえず仕事って出来ちゃうわけですね。
フリーの方なら需要があるか無いかに見た目のビジュアルは影響するとは思いますが、例えば占いの館などで上手く雇ってもらえば、そこが足りてなくても一定の依頼は来ると思うんです。
正直、自分が今まで依頼者として占いをしてもらった占い師さんの中には、「この人、生活に困ってるのかな・・・」「センスがない人なのかな・・・」「だらしない性格なのかな・・・」「人と話すの不得意な人なのかな・・・」と感じる人が結構いたのも事実です(^^;
多分ですが、占い師さんの思考って「職人」の人とよく似ていて、「占いが当たればいいんでしょ!」とか「自分が売ってるのは占術と鑑定結果だ!」といまだに強く思っている人が多いのでは?と感じるんですね。
いや、確かにそれは間違っていないとは思うんですが、占いはサービス業であり、エンターテイメントであり、カウンセリングでもあると思ってるんですね。 総合的な要素を高めていかないと、世間のイメージってなかなか変わらない。
今のアイドルやアーティスト、タレントさんて、その辺の「総合的な才能」がないと生き残れない訳で、歌やダンスが人並み以上に出来るのはもはや当たり前の事で、それ以外にトーク力やセンス、自分の見せ方、社会的な知識や一般常識、趣味や特技など、あらゆることが出来ないといけないし、求められる。
しかもオーデションなどの厳しい基準の中で勝ち上がった才能ある一握りの人にしか、表現する事の権利さえも与えられない厳しい世界。
勿論、占い師と全てを比べられるわけではないと思いますが、占いだけ出来たらそれでいい、と言う思考は、もはや停止や後退の思考に他ならないのでは?と正直思ってしまうんです。
また、その世界が大きく変わり、「市民権」を得るためには、革新的な誰かや何かが無いと、そしてその流れをみんなで協力して作っていかないと得られないと思うんですね。
例えばですが、それまでの「泥臭い漫才のイメージ」を変えて、今のお笑いの地位があるのって、やっぱり1980年代~90年代のお笑いブームでのビートたけしさんやダウンタウンさんなどの影響は強かったと思うし、スポーツでも、それまではかなりマイナーだったカーリング競技を女子チームがオリンピックで良いイメージにしたり、野球一党主義だった日本に、マイナーだったサッカーを根付かせたJリーグブームなど「レボリューション」を起こした業界って強いなー、と感じるんですね。
占いの世界でもブームや変えるチャンスって今まであったと思うんです。
最近もテレビで占いの番組をやるようになりましたし、今一定の「占いブーム」の中にはあるのでしょう。
多少世間の占いのイメージも変わっているように感じます(テレビ出ている占い師さんはみんな明るくて華がありますよね)
しかしブームはブーム。必ず終わりは来ます。
そのあとで何が残るのか?
来るのははたして「淘汰」なのか「ステップアップ」なのか・・・それはそれぞれの占い師さんの思考や努力なのではないでしょうか?