発酵食品を一日5種類摂ることにしている青園シュウです。
前回までの①~③でヒプノセラピーの何ぞやに関してはわかっていただけたのでは?と思いますが、今日は具体的に通常のカウンセリングやセラピー、心理療法と言われる現場でどのように行われているのか?を簡単に説明していきますね。
実際のヒプノセラピーの現場では、大体以下のような手順で行われることが基本です。
1:事前面談 ここでクライアントが今何を望んているのか?どんな問題を解決したいのか?等、その目的や着地点を確認、共有しておきます。 同時に催眠に対しての誤解や思い込みを取り除く様、十分な説明を行います。
2:被暗示性テスト 催眠に入る前のウォーミングアップです。
3:催眠誘導 クライアントを催眠状態に誘導します。
4:ワーク 実際に催眠状態で潜在意識にアクセスし、クライアントとヒプノセラピストが目的に向かって共同作業をします。
5:解催眠 催眠状態を解きます。
6:事後面談 一連のセッションを終えた後のデスカッション。
と、大体この様な流れになっています。 各セッションについてご説明すると
1の事前面談ですが、実は全体の中で、ここが一番重要であり、時間を惜しんではいけない場所になります。 ここはクライアントとヒプノセラピストとの信頼関係(ラポール)を築く為には絶対に必要な部分で、このラポールが築けていなければ適切な催眠を誘導出来ず、すべてが上手く行きません。 ですので、クライアントの催眠に対する誤解や思い込み、恐怖心を取り除くために、きっちりとヒプノセラピーとは何か?について丁寧に説明します。
この段階で一番多い2つの先入観のパターンがあり、クライアントが催眠やトランスに入ることでの効果を過剰に期待すること、そして催眠に対して非常に恐怖感を感じている場合です。
前回までのブログでも説明しましたが、実際の催眠と言うのはそのどちらでもなく、ごく自然で、日常生活の延長線上にあるものだと説明します。 催眠やトランス状態になっても「催眠にかかってる!」という感覚は全くなく、ごくごく自然で、少しリラックスした状態であることもちゃんと理解してもらいます。
この説明をおろそかにすると、セラピーが終わってから「私は催眠にはかからなかった・・・」「セラピストの声が聞こえていたし、いつでも目を開けられる状態でちゃんと意識があったから催眠はインチキだと思う・・・」なとと言う誤解が生まれる場合があります。
これは催眠にかからなかった訳ではなく、催眠そのものを誤解しているだけに過ぎません。なのでここを事前にちゃんと説明、納得してもらう必要があるわけです。
また、中には催眠状態に入ると「自分の意思にかかわらず、セラピストの指示を拒むことが出来なくなるのでは?」と勘違いする人もいます。これも大きな間違いであり、誤解であることを説明します。
例えば、セラピストが「手を挙げてください」と言ったとき、しても良いと思えば手を挙げるでしょう。 けれど「今から銀行に行って、3億円強奪してきてください」と言ったらどうでしょう? 従うと思いますか? 当然従わないし、相手にもしないでしょう。 もし仮にそんなことが可能ならば、オレオレ詐欺や振り込め詐欺ではなく、この様な催眠を使った「銀行強盗催眠詐欺」や「催眠振り込め詐欺」(私の造語ですがw)が毎日の様に報道されているだろうし、記録にも残るはずです。しかし実際今までそのような記録も、報道も一度もありません。
催眠によってトランス状態になることで、とてもリラックスした心地よい状態になることはあっても、意識を失うわけでもありませんし、意識をコントロールされるわけでもありません。
催眠誘導によって、意識は保ったまま、意識と無意識を行き来できるようになり、潜在意識にアクセスできるようにするのがヒプノセラピーの目的です。ここをちゃんと理解してもらう必要があります。
次のセッションは2の被暗示性テストです。
これは実際の催眠に入る前のウオーミングアップのような意味合いと、クライアントがどの程度催眠に入りやすいか、ちゃんとラポールが築けているかを見る為です。
実際にこのテストは、これを見ているあなたにもすぐにできるもので、自分が催眠に入りやすいか、入りにくいか(イメージ能力が高いか?感性や芸術、創造性をつかさどる右脳の能力が高いか?)をテスト出来るのでやっていただきたいと思います。
実際にこれは自分の行う「セブンスセンス・コネクション・プログラム」や「セブンスセンス占い」でも独自にアレンジした形で行う場合もあるやり方なので是非やってみてください。
が、これは説明がまた長くなってしまいますので、続きは又明日にしますね(^^)
ではでは。