勝っタロ

『勝手にタロットを偏見解釈してみた件』略して『勝っタロ』です。

今日は「Ⅹ・運命の輪」ですね。

いつものように、参考にするかしないかはあなた次第です!

まず一般的な解釈としては「チャンス到来」「良い変化」「報い」「幸運」「成功」「新しい状態」「再開」「運命」「良いニュース」などでしょうか。 逆位置だと意味合いがそのまま「悪化」「タイミングを逃す」「失敗」など、逆の意味となるカードですね。

大アルカナの中では、月と並んで人間(又は人間の様な見た目)が中心として描かれていないカードで、更にこの世の中には存在しない観念的なものが書かれているカードになっていますね。

まず自分が初めに思ったのが、真ん中にある丸いのはなんだ?ということ。 最初は方位磁石か時計かと思いました。 運命がコロコロと好転したり悪化したりする様子を表す回転する車輪の様なものらしいので、そんなに大きく間違ってはいないようですが、方位磁石と考えると「良い方位が変わる」「進むべき道が変わる」「行き先変更」などと言うキーワードが浮かんできます。

時計と捉えると「時間を重視する」「タイミングが重要」「スケジュールを見直す」日中=太陽、夜=闇と捉えると「日が出ている時間帯が吉」「朝の時間帯がチャンス」「午前中に済ませて吉」「夜は悪化する」などとも読めてきます。

そして四隅に描かれている4体の動物と人みたいなものですが、これは四大使徒(キリストの弟子)や四代元素(火、水など万物の源)などを象徴し、占星術の牡羊座、獅子座、蠍座、水瓶座にも対応しているもので、まーザックリと言うと神様の使い的な感じなんでしょう。

私が感じたのは、みんな真面目そうに本を読んでいること。 まさかワンピースなどのマンガではないでしょうが、何を読んでいるのかは気になる所です。 この姿から感じるのは「運を切り開くには勉強や知識も必要」「志し半ば」「生徒の様に素直で受け身で運を受け入れなさい」「運とは何かをもっと勉強しなさい」などと言うキーワードが浮かびました。

最後に上にいる青いスフィンクスと下にいる赤いキツネ(カップ麺みたいw)みたいなのですが、スフィンクスは戦車にも出ていますが、神の使いでもあり、剣を持っている事からも、ジャッジをしながら番人の様にこの運命の輪を守ってる、又は回転させている存在だと見て取れます。 「運命は人間には操作出来ない」「良いことも悪いことも全ては神の意志」などを感じます。

下の赤いキツネですが、これはアヌビスと言うエジプトの神の一人だそうです。 なんだか背泳ぎをしているような涼しげな表情でスイスイと輪の回転に身を任せているようにも見えますね。 「運命はコロコロと変わる」「運命は音もなくいつの間にか変化する物」「運命という波に身を任せるが吉」などの解釈をしてみました。

いかがでしょうか?

見れば見る程よく世界観がわからないカードで、大きさのバランスも揃ってないな・・・と感じる絵なんですが、皆さんは何を感じ取りましたか?

次回は『ⅩⅠ・正義』です(^_-)