大宮ラクーンよしもと劇場にも度々通うお笑い大好きの青園シュウです。
昨日に引き続きヒプノセラピーってなに?と言うテーマの続きです。
昨日は、テレビなどでの「催眠ショー」は本来の「催眠治療」や「ヒプノセラピー」とは全く性質の違うのもだ、と言うお話をしましたが、では実際の「催眠」とはいかなるものなのか?をお話ししますね。
「催眠」と言うと、どうしても「眠」が付いているので、眠ったような、意識を失ったような状態を想像してしまう方も多いように思うのですが、それは全くの間違いです。
実際の「ヒプノセラピー」では、眠るように指示することも無ければ、眠ることが目的になることも全くありませんし、まして意識を失うような事など全くありません(脳がリラックスしますので、長い時間行うと眠ってしまう方も中にはいらっしゃるようですが、それは狙った効果とは全く違います)
実は、本来の「催眠」とは、日常の中で誰もが経験している、ごく自然な状態の事なんです。
「えっ・・・私は催眠にかかった事なんて一度もないよ?」
と言う声が聞こえてきそうですが、最初にも言いましたが、人間が普段使っていて、意識できるのは「顕在意識」の部分で、潜在意識はコントロール出来ない、と説明しましたが、コントロールできないから使ってない訳ではなく、多少なりとも潜在意識は日常的に私たちの役に立っていて、ちゃんと裏方として「アテンド」はしてくれているんですね。
例えばこんなシチュエーションの経験ありませんか?
・ずっと考え事をして歩いていたのに、気が付いたらちゃんと駅までついていた。
・ぼんやりしたり、考え事をして運転していたのに、ちゃんと安全運転で目的地までついていた。
・テレビや映画を見ている時、自分が画面やスクリーンを見ている、と言う事実は全く忘れ、完全に映像の中の世界に意識が入っていた。
・読書をしていて、今活字を読んでいる、と言う事実は全く忘れ、その活字の内容の世界に完全に入り込んでいた。
この様な経験って必ずありますよね。
意識はしていないのに、ちゃんと正しい行動をしている状態。これがまさしく「潜在意識と繋がった状態」であり、立派な「催眠状態」なんですね。
このような状態のときは、比較的リラックスした状態でもあり、日常の中で自分自身で自然に「催眠状態」に入っている状態です。
「催眠状態」とは、決して眠っている状態の事でも、誰かに「かけられる」ものでもない、と言うことが良くわかると思います。
このような状態のときでもハッキリと意識もあり、ちゃんと集中出来ている状態でもありますよね。
ですから、催眠と言うのは、自分でそれを引き起こす「自己催眠」が全てであり、100%そうでしか存在しない、と言うことなんです。
よく催眠術師が催眠術をかける、かけられた、と言う表現を使いますが、これは全くの誤った見方で、テレビなどの「催眠ショー」では、いかにもその催眠術師が魔法か超能力をかけている様に見えますが、実際にはそんな能力やパワーではなく、催眠術師は単に「言葉」のみでその人が「自己催眠」を誘発する様に誘導しているだけに過ぎず、適切な信頼関係(ラポール)があれば比較的簡単に自己催眠を引き出す事は出来るのです。
ヒプノセラピーでもたらされる「催眠状態」が決して特別な事ではなく、誰でもが日常的に行っている事だと理解していただいたのでは?と思います(^^)
では、なぜヒプノセラピーで「潜在意識」とアクセスし、本当の自分と出会う事が、目の前の問題や悩みを解決し、幸せになることに繋がるのか?
これを理解していただければ、なぜ自分が世間一般にある占いに対して
「クライアントの潜在意識の扉を開けずにいくら占っても、それは占い師からみた表面的で客観的な鑑定であり、本当のあなたが望んでいる結果じゃない!」
と主張しているか、その理由がわかっていただけるはずだと思います。
この続きはまた明日お話しますね・・・(^^)