以前に「で、ダウジングって当たるの?」と言うのを書いて、ザックリとダウジングが動く仕組みと、右脳、左脳の使い方についてはお話しましたが(興味のある方はまずそちらからお読みください)今回からはより詳しくダウジングの魅力や背景、実際にどのように行って、的中率はどうやって上げるのか?など、出来るだけ初めてダウジング占いに触れる方や、興味がある方にも有益な情報になるように、自分の実践的な意見などを出来るだけ入れてお話していきたいと思っています。
初回の今日は、そもそもダウジング占い、ペンデュラムダウジングってなに?と言う方にもわかりやすく、その説明から入りたいと思います。
まず、ダウジングとはですが、簡単に言うと「ある事柄や場所を絞る為の道具、又は方法」と言う事になるかと思います。
これを理解していただくためには、まずその歴史を説明しなければならないでしょう。
◆ダウジングの歴史
元々ダウジングは、見えないもの、隠れている物、失くしたものを見つける為の手段、道具として数千年もの昔から使われてきたもので、歴史的にも大変古く、人類の生命と繁栄の歴史の中ではとても重要な役割を担ってきた方法とも言えるものです。
占いとして心の中を知ることや、悩みの解決に使われ始めたのはもう少し先の事なので、まずはダウジングの始まりの歴史としてそちらから説明していきますね。
初期の頃の具体的なダウジングのやり方や使い方は、Y字やL字の形の木の棒(ロットとも言われています)をもって歩きまわり、水脈や鉱物、鉱脈の上にたどり着くと、ダウジングが左右に動いたり、下を向いたりと、なんだかのわかりやすい形で教えてくれる、と言う物でした。
そしてその場所を掘ることで、目的の水脈などを見つけ出すことが出来る為、大変便利な道具として使用されていた様です。
現代で言う「レーダー探知機」や「検知器」の様なものですね。
主にアメリカやエジプト、ギリシャやローマなどの砂漠地帯や乾燥地帯などで使われていたという記録が残っているので、当然探知機などの技術は無い時代ですから、広大な砂漠や乾燥地帯を、ただやみくもに探す事なんて全くのナンセンスで、それこそ命に係わる作業でしたでしょうから、水脈を効率よく探し出す事は、そこで生活する多くの人々の「命」にもかかわる「死活問題」にもつながる重要な任務だったと想像出来ますね。
「火事場の馬鹿力」と言うことわざは聞いたことありますよね。人間は生命の危機に直面した時、普段では想像もできないような力を無意識に出してしまう、と言う意味ですが、まさにその時代においては、安全な生活用水を早く探し出せるか出せないかは、命に直結した事だったでしょうから、否が応でも無意識(潜在意識)を最大限にフル活用した状態になり、かなりの高確率で水脈を探し出すことが出来たのではないか?と想像できますよね。
島国だった日本では、昔から水の豊かな場所ですから、そんなことをしなくても川や泉などの水源はいくらでもありますし、恐らく弥生時代とか、そのくらい昔に同じようなダウジング方法が発見されたり、外から入ってきたとしても、あまり使われることも、広がることもなかったでしょうね。
ダウジングはその後、「冶金技術(やきん:鉱石から金属を取り出し精製する技術)」が生まれ、発展するにつれて、金、銀、銅、鉄などの貴金属の需要の高まりもあり、鉱脈を探し出す為にも使われ始め、ますますダウジングが広がっていったようです。
ダウジングにおいて、歴史書などに残っている一番古い記録は?と言うと、紀元前5世紀ごろに、古代ギリシャの有名な歴史研究家の「ヘロドトス」と言う方の書いた『歴史』(英:The Histories)と言う本の中にダウジングの事が記載されており、恐らくそれが今の所、歴史上一番古い記録であると言われています。
少し話が逸れますが「旧約聖書」の中にもダウジングの記載があり「モーゼが木の枝を使い地面から水を出す」と言う場面があり、これはダウジングの一種だったのではないか?と言う解釈をする歴史研究家も多いです。
古代ローマ時代の後、中世の保守的な時代が訪れ、ヨーロッパの教会では聖職者の一部でダウジングの技が密かに伝えられていきました。
なぜ「密かに」なのかと言うと、見えないものを探し出すなどの行為が「魔術的」と言う印象を与える可能性があり、その当時の歴史的背景として「魔女狩り」「魔女裁判」「悪魔崇拝禁止」「黒魔術禁止」などがあり、大変なリスクを伴う可能性があった為、この社会的風潮のせいか、中世期には「古文書」の一部に記載はあるものの、ダウジングの記録はほとんど残ってない状態だったようです。
しかしこの後、ダウジングはある理由により爆発的ヒットとなり、広く市民権を得ることとなります。その影響は日本にも伝えられ、日本でも一大センセーショナルとなるのですが、ここからは又次回1⃣としてお話していきますね。
ではでは(^_-)