「勝っタロ」今回は7「Ⅶ・戦車」です。
個人的に結構好きなカードですよ、これ。 だってなんだかちょっと滑稽な感じで面白くないですかこの絵( ´艸`)
特に下のスフィンクスの何とも言えない顔の表情・・・なんか志村けんさんがコントの中でしてそうな仮装の雰囲気じゃないですか? あとこの戦車に乗ってる男性、無駄にイケメンと言うか、なんか若いころの「アーノルド・シュワルツェネッガー」みたいと言うか、書いた人に失礼かもしれませんが、アメコミ出て来そうな顔の濃さがどうにも笑えるんですよねー(^^;
それはさておき、一般的な意味としては「前進」「勝利」「目標達成」「克服」「コントロール」「強化」「支配」「意志の強さ」などでしょうか。
やはり強い力で前進する乗り物、と言うイメージから波及したキーワードが多いようですね。
で、ここからは完全に個人的な言いたい放題勝手な解釈100連発です(そんなにないかw)
まずこの絵を「戦車」と聞いて正直「えっ・・・?」と思っちゃいました。
だって戦車ってキャタピラーがついてて、火砲が付いてるあれをイメージしますよね・・・あっそうか、「グラディエーター」や「ベンハー」みたいな映画に出て来る、ローマ時代のあれねー・・・でも馬じゃないの普通・・・?
混乱するばかり・・・(-_-;)
大体スフィンクスが牽く戦車ってなに?・・・スフィンクスってライオンと人間の体を持った神聖な存在じゃなかったの?・・・車を牽かせるってあつかいどうなん・・・?とますます訳わからん状態。
調べてみると、白と黒のスフィンクスがいるのは、光と影それぞれの力をコントロールしながら進む事が必要と言う意味で、何で馬じゃなくスフィンクスなのか?と言うと、ウエイト版タロットが作られた当時に「エジプトブーム」みたいなのがあったらしく、「馬じゃなくてスフィンクスならウケんじゃね!」みたいなノリだったのでは?らしいです・・・本当の所はよくわからないと言う感じみたいですよ(-_-;) ミーハーなんですかねウエイトさん・・・。
大きさ的にも、足の長さ的にも、馬と比べてそんなに速く走れそうには全く見えないんですが、神的な力でスーっと音も立てず進む感じも想像できるので「想像以上の速さ」「滑るように前進する」「快適な乗り心地」などのイメージが浮かんできます。
次に車体ですが、これ多分石で出来てますねー。
単純に重そうです。
戦車と言うと金属の強固な車体で身を守ってる物なので、この当時は石で丈夫に作ることが必要条件だったのでしょうか? ここから感じる事は「意思が固い(石だけに)」「強い守備能力」「丈夫な体」「強い防御力」「動き出すまでは大変だけど、一旦動き出したら加速度的に進む」などですね。
それと乗っている男性。
なぜか余裕の表情です・・・
今はスフィンクスの休憩の時間だから休んでいるんですかね?
随分とホリの深いその目はどこか遠くを見ているようにも見えます。
何かを見定めているようにも見えますし、これから戦いに臨む割には無表情すぎる気がするので「目標を定める」「行き先を決めた」「戦いの前の静けさ」「精神的な不安」「まだ気合が入っていない状態」「現実逃避」などを感じ取りました。
最後に後ろの背景ですが、お城の様な建物と、高い城壁が見えていますね。
「強固な守り」「自分が守るべきものをかけて戦う」「財産などを守る為の戦い」と読み取りました。
いかがでしょうか?
「戦車」のカードはルノルマンタロットの回でも説明しましたが、主役が「物質」になっている数少ないカードの一つなので、他のカードの様に感情や抽象的な物よりは比較的読みやすいカードだと思います。
以上、参考にするかしないかはあなた次第です!
ではでは(^_-)