勝手にタロットを偏見解釈してみた件・Ⅵ

「勝っタロ」も7回目。6「恋人」ですね。

「恋人たち」と言う場合もあるみたいですが、描かれている「アダムとイブ」であろう2人が恋人に見えるからだと思いますが、何となく直訳が過ぎると言うか、もう少しセンスある名前でも良さそうな気がするのは自分だけでしょうか? 自分的には、これがもし旧約聖書に出てくる「アダムとイブ」であるのならば、恋人よりは「人類」とか「祖先」なんかの名前の方がしっくりくる気がします。

それはさておき、通常の解釈としては「恋愛」「パートナーシップ」「バランス」「魅力」「楽しみ」「決断」「選択」「判断力」「適切」「自由」などになるかと思います。

ではここからは個人的で勝手な解釈になります。

カード全体に描かれている場所なんですが、ここはあの「エデンの園」らしいです。

このカードは結構ごちゃごちゃしていると言うか、多分作者が色々と伝えたいことがあって、それを全部詰め込んだ感じなんですかね?

まず、上部にいる明らかに天使と思われる存在ですが、これはキリスト教の「大天使」で、20の「審判」なんかにも同じような天使が出てきますが、人間の生き死にや、人生の節目の様な大切な時には出てきている感じですね。

でもこちらの大天使は目を瞑り、とても穏やかな表情で大きく手を広げています。 すごく穏やかで、人間のすべての行いを知っていて、許し、見守っている感じを受けますね。 「祝福」「照覧する」「見守る」「甘受する」「受け入れる」などのキーワードを感じます。

このカードも大きな太陽が照らしているので、概ね祝福された、暖かい雰囲気の解釈で間違いないと思います。

次に気になったのは、男女の姿。

はい、裸ですね・・・アダムとイブなんだから当たり前ですよ(^_^;) 二人ともちょっとだけぽっちゃり感は否めませんが、それだけ「幸せ太り」なんでしょう。ストレスも心配も全くない、愛に満ちた生活を送っているのでしょうね。羨ましい限りです。その二人の姿から「隠し事の無い関係」「分かり合える関係」「羞恥心0」「オープンマインド」「純粋」「世間の目を全く気にしない」「ストレスフリー」などを読み取りました。

もう一つ気になったのは、男性(アダム)は女性(イブ)を見ているのに、イブの目線は上と言うか、なんかあらぬ方向を見てませんか? いつの世でも、男性が女性を追いかける、と言うことなんでしょうか?女性は受動的、男性は能動的、とも感じますね。なので「女性優位」「男性に選択権がある」「身体と心は別」などのキーワードが浮かびました

そして左右にある木というか植木みたいなやつ・・・そう、エデンの園ですから、言わずもがなの「生命の樹」「知恵の樹」で確定でしょうね。

左の木には良く見ると蛇が巻き付いていますから、こちら側があの実がなっている知恵の樹なんでしょう。

でも知恵の樹ってこんなに小さい物なんですかね?自分はもっと大きな木を連想していました。まーモチーフとしてカードに入りきる大きさにコンパクトにしたのでしょが。 この木がある状態から「誘惑」「永遠ではない幸せ」「何だかしらの障害」「いずれ決断の時が来る」なども連想してしまいます。

最後に、真ん中の後ろにある赤い山。自分は火山の様に感じました。最初見た時は、火山が噴火して、その煙の上に天使が出てきたのかな?と思いましたが、そう見えませんか?

もし今は噴火してない火山だとしたら、「潜在的なうっぷん」「仕舞い込んだストレス」「今は沈着状態」「ガマン」などでしょうか?何かこれから一悶着起きそうだけど、とりあえず今は大丈夫、みたいな雰囲気ですね(^^;

タロットは意味を覚えたらダメ、とはよく言われていますが、多分人間と一緒で、まずその人を観察する、そして色々話して、会話して考えを知る、そして最後はその人はどんな仕事で、どんなことをしている人なのか?を知ることが、順番として一番仲良くなれる気がするんですよね。

いきなり肩書や役職なんかから入ると、バイアスがかかってしまい、なかなか仲良くなれるまでの深い関係にはならない、ってことありますよね。 だから名刺交換の関係から入るよりも、居酒屋やバーでたまたま隣の席に座った人と話が合って、その後仲良くなり、後で聞いたらお堅い大企業の社長さんだった、なんて話よく聞きますよね。

タロットと仲良くなる秘訣ってのもなんか似ているような気がしますよ(^_-)

以上、参考にするかしないかはあたな次第です!