鑑定実例(ルノルマンタロット)

パスタは全部「ZENB」にしている青園シュウです。

今日は実際にあった鑑定のやり取りを実例として書いてみたいと思います。

使った占術はルノルマンタロット、展開方法(タブロー)はun,deux,trois(アン、ドゥ、トロワ)です。

フランス語ですが、要は1,2,3と言う意味ですね。

3枚引きのシンプルなタブローですが、現在、過去、未来にハッキリとしたアドバイスがもらえるやり方で、比較的選択肢が明確に分かっている質問や、ある1つの事柄の時間的変化を占うには非常に適した方法です(画像参照)

前回の鑑定実例の時も書きましたが、自分の鑑定のやり方は、相談者の潜在意識にアクセスして、ちゃんとアクセスされていることの確認が取れてから(相談者のイメージした事をダウジングで当てたり、相談者しか絶対に知らない記憶や情報を当てたりと方法は様々です)それを占いの結果に落とし込むやり方なので、通常の占い師さんの占い方とは少し異なりますが、カードそのものの読み方や解釈はそんなに変わらないので、少しでも参考になれば幸いです。

◆相談内容

福祉関係の職場に就職して3年目になりますが、本当は自分に合っていないんじゃないか?他に自分に合った仕事があるのではないか?と考える様になりました。 今の職場に特に不満はありませんが、このまま流されてもいいのか迷っています。   24歳女性:Aさん

以下、カードのシャフルや展開が終わった後の会話(出たカードは過去:指輪、現在:キツネ、未来:鳥)

青園:「あなたは、福祉関係の仕事が自分に合っていないんじゃないか?と悩んでおられるようですが、何かそう思う、又は思い始めた具体的なキッカケなどはあるんですか?」

Aさん:「ん~・・・多分、特にこれ、と言うキッカケはないと思うんですが、自分の力量不足と言うか、本当はもっとこう出来たらなー・・・とか、自分じゃなければもっとこうしてあげられたのになー・・・など、時々感じる事もあって、あんまり向いてないんじゃないかなー、と考え始める様になりました」

青園:「そうですか・・・日々の仕事の中で、何となくそう感じる様になった、と言うことですね」

Aさん:「はい・・・」

青園:「まず、あなたがそのお仕事を選んだ過去の事ですが、これは私の天職なんでは?、とか、ずっとこの仕事でやっていこう、と言う希望と覚悟みたいなのはあったんじゃないかと思うんですね?」

Aさん:「そうですね・・・勿論そこを目指して福祉関係の学校にも入りましたし、とにかく最初の1~2年目までは只々一生懸命にやってきたので、自分の適性とかはあまり考えずに仕事をしていたと思います」

青園:「そうですね、元々あなたと現在の職業の福祉はとても相性は良いと思いますよ。ある意味で天職と言っても言い過ぎではないです」

Aさん:「そうなんですね!」

青園:「なのに、今は最初の頃のエネルギーや楽しさがなくなって、自信がなくなり、迷いが生じているんだとは思うのですが、恐らくその原因はあなたの内面と、環境にも少し理由があるようなんですね」

Aさん:「職場環境ですか?」

青園:「恐らくそうです。職場の人間関係で気になる事や、ちょっとストレスを感じることや人はいませんか?」

Aさん:「特には・・・どこでも多少はあるとは思いますが・・・比較的上手くやれていると思います」

青園:「そうですか?・・・ちょっとキツネのカードが気になるので、正直に話して欲しいのですが、職場にパワハラやセクハラをする方がいたり、例えば、最近全体の空気を乱すような方が入ってきたり等、何かありませんか?」

Aさん:「セクハラやパワハラは今の所ないですが・・・今年から新卒で入った新人の子がいますね・・・(少し言葉に詰まる)特に大きな問題も起こしてないし、周りとも上手く行っているとは思いますが・・・」

青園:「そうなんですね・・・今のAさんの回答で、あなたのセブンスセンスが少し反応したのを感じたのですが、恐らくその新人の方は、あなたに対して何かー・・・ちょっとウザい?と言うか・・・先輩としてあなたがいる事をあまりにいい気持ちに思っていない様なんですよね」

Aさん:(ちょっと笑ったような微妙な表情)「あー・・・わかります。多分私もそれはそうかもなー?と考える事はありました。でも自分の考えすぎかなー、とか、その子に「私の教え方が悪かったらいつでも言ってね」とは言っているんですが、なんか反応が微妙と言うか・・・少しコミニケションにずれがあるのかな?世代のズレかな?とは何となく考えてました」

青園:「やはりそうなんですね・・・実はあなたの潜在意識は、ちゃんとその新人さんの心の中まで見通していて、ハッキリとあなたに「注意信号」を送っていたんですね」

Aさん:「注意信号ですか・・・?」

青園:「ええ、あなたの潜在意識はちゃんとそれに気が付いて、何かしらの「策」を行おうとしていた。 しかしあなたの性格と言うか、平和主義者的で優しい性格のあなたの顕在意識が邪魔をして、それを感じないようにしていたのかと思います。」

Aさん:「そうなんですね・・・」

青園:「ですから、本当のあなたの気持ちは、今の仕事に迷いがある訳ではなく、その後輩とのやり取りや、パワーに負けてしまい、結果、仕事が合ってないのでは?と言う表面的で手っ取り早い、嘘の理由を作り出していた可能性が高いんです。 複雑な人間関係に疲れてしまい、その理由を自分の中にあるのではないか?環境が変われば良くなるのではないか?と考えてしまい、本心ではやめたくないのに会社を辞めようと考えてしまうとか、そういう方は意外に多いんです。あなたの様に、人を悪く言えない、強く自分の意見を言えない、などの人に多い傾向があります」

Aさん:「・・・それは合っているかもしれません・・・何となく人に気負けしてしまうのは元々の性格なんで・・・」

青園:「あなたのその性格は福祉の仕事では決してマイナスではないはずです。人の痛みや気持ちを理解してあげられるあなたのような優しい心の持ち主の方が上手く行くし、沢山の人に頼られ、信頼を得る為には絶対に必要な条件だと思いますよ。 そして本当に天職だとあなたの潜在意識も望んでいる事です」

Aさん:(少し涙目になりうなずいている)

青園:「ここからは、あなたの潜在意識からのアドバイスと思って聞いてください。 今日からは、少しハッキリと自分の気持ちを言える様にしてみてください。あなたが本当に大切にしなければならないもの、守らなければならないものは会社の組織や会社の人間ではなく、ましてやその後輩でもないはずです。その福祉のサービスを頼りにしてくれるお客様ではないですか? もう一度最初にあなたが目指していたもの、志を思い出して、身内の人間にはダメな物はダメ、譲れないものは譲れない!とハッキリと言う、例え嫌われても、そこはハッキリ主張する勇気がこれからは必要だと思います。全てはお客様の為、そう考えて行動すれば必ず道は開けますし、あなたが職場を離れなくても、絶対にその場所で幸せはつかめるはずですよ」

Aさん「わかりました・・・確かにその後輩は時々私に返事をしなかったり、他の職員さんと話す時は楽しそうなのに、私とは何となく距離を作っているような、煙たがられているような、そんな気がずっとしていました・・・そのことが少し引っかかっていたのは事実ですし、多分自分が思っているよりも無意識ではダメージを受けていたのかもしれません・・・」

青園:「私もその通りだと感じます。 なので、是非今まで通り、その職場で自分の居場所を見つけて行ってください。必ずうまく行きます。 そして、近い将来には、今回の様な人間関係での問題やギクシャクも多少は起きてくるでしょうが、あなたが仕事に対する熱意と心情を忘れなければ、きっと沢山の人から愛され、あなたに沢山の人が感謝の言葉と笑顔をくれるはずです。 その時になって、昔自分が抱えていた事なんて、本当にちっぽけなことだったんだ・・・と、きっと思える時が来ます」

Aさん:「わかりました・・・本当にありがとうございました」

と、大体このような鑑定のやり取りでした。

人は自分が考えているよりも、案外弱い生き物です。

知らず知らずのうちに、自分の本当の気持ちを押し殺し、周りに合わせ、窮屈さや生きづらさを抱えたまま生きている人も少なくありません。

そんな人は、ずっとその窮屈さを抱えたまま這いつくばって生きるか、又は自分の気持ちを殺して現実逃避した人生を生きるしかないのもまた現状です。

そんな人に少しでも自分の潜在意識からのメッセージに耳を傾けてもらい「本当の自分」に気が付いて、その自分と二人三脚で楽しく人生を歩む喜びを知ってほしい、と心から思って日々活動しています。

少しでも参考になれば・・・(^_-)